選ばれるには「理由」があるお店のブランディング

今や他店との差別化において欠かすことのできない
ブランディングのはじめ方をご紹介します。

第3回 ブランディングのはじめ方?

それでは最後にお店でブランディングをはじめるには、まず何からはじめたら良いのか分からない方も多いと思うのでその辺りについてお願いします。

はい。お店のブランディングで最初にすること。それは「ブランドの現在と目指すべきゴールを設定する」ということです。

何をしたくて、どうなりたいかということですか?

そういうことです。というのもこの現状把握とゴール設定ができないとブランディングはできません。ブランドの現在を見つめ、目指すべき姿を描き、そしてそれを浸透させることがブランディングなのですから、当然と言えば当然のことかもしれません。

では、これから開業する方の場合はどうなりますか?

これから開業される方はブランドの新規立ち上げと言うことになるので、まずは自身のキャリアやスキルなど、今現在お店が保有している資産をベースに考えてみると良いと思います。

なるほど。

また、最初からお店のブランディングを考えるのが難しいのであれば、お店のメニューからブランディングを始めてみるというのも一つの手かもしれません。

あぁ、そういうのもありですね。

現状把握とゴール設定が出来たら、次はそのゴールを達成するための具体的なアクションプランを考えていきます。ここで憶えておいてほしいのは、ブランディングには大きく分けて2つの種類があるということです。

2種類?

はい。顧客向けのエクスターナルブランディングと従業員向けのインターナルブランディングと呼ばれるものです。

なんか難しそうですね。

横文字ばかりでわかりずらいですよね。
エクスターナルブランディングというのは、ざっくり言うと一般の生活者や顧客といった「お店の外部に向けて行うブランドの啓蒙活動」と言うことです。テレビやラジオ、新聞、雑誌といったメディアを通じて、ブランドの認知度やイメージの向上を狙います。
また、最近注目が集まっているものとしては社会貢献活動などが挙げられます。


ふむふむ。

反対にインターナルブランディングですが、こちらは「お店で働く従業員に向けて行うブランドの啓蒙活動」のことです。
社内イベントや会社行事、ブランドブックの作成などにより、ブランドと従業員のベクトルをあわせます。ミッションレビューや人事評価制度.報酬制度、キャリア開発などもこれに含まれます。

勉強になります。

このように大きく二つのブランディングがあるのですが、お店のブランディングという点で言えば、まずインターナルブランディングから取り組まれることをおすすめします。

それはなぜですか?

飲食店や美容室などのサービス業は、接客する「人」の印象がブランドの評価に大きく影響します。
せっかくブランドの認知やイメージアップを図ったとしても、その受け皿となるお店のサービスや接客がお客さんの期待以下だったとしたらどうでしょうか。大抵の人はがっかりして、もう二度とこんなお見せにくるもんかと思うでしょう。

そうですね。

これでは元も子もありませんよね。そうならないためにも、お店で働く従業員とブランドのベクトルの一致が先決であると思うのです。

なるほど。

ブランディングの具体的な手法論について話しだすと、話が終わりそうにないので、最後に今後のブランディングにおけるポイントを一つ。

はい。

昨今のようなソーシャルメディアの時代というのは、お店に関する情報や評判が、ブログやツイッター、フェイスブックなどのツールを通じて可視化され、あっという間に知人や友人に伝播していきます。

そうですね。

これからの時代のブランディングには、こういったソーシャルメディアとのつきあい方が「好むと好まざると」重要になってくると思いますので、色んな関連書籍を読んでみたり、実際に使ってみて勉強されることをお勧めします。

いやはや、ブランディングって奥が深い。


今回はブランディングについて為になるお話をいろいろと語っていただき、本当にありがとうございました。

こちらこそ、ありがとうございました。