失敗したくない人の資金計画と事業計画

資金計画の考え方から融資申込の組み立て方まで
資金調達のテクニックをご紹介します。

第1回 資金計画の考え方と資金調達の方法

今回は資金計画の考え方と資金調達の方法について教えてください。

はい、よろしくお願いします。

それではまず、資金計画の立て方からお願いします。

はい。まず資金計画を立てるにあたっては、当然、「全体でいくらのお金がいるの?」ということが決まらないといけません。そして、全体の費用を割り出すために、最終的には物件の敷金でいくら、内装工事でいくら・・・ という積み上げになります。

はい。

しかし、私は最初から資金の計算をはじめるのはお勧めしません。

といいますと?

お金の計算をする前にやらなければならない大事なことがあるんです。

えっお金の前にですか?

はい。お金の前にです。
それは、「そもそもどういうお店にしたいの?」ということを、”一本筋を通して”しっかり決めることなんです。

ほうほう。もっと詳しく聞かせてください。

例えば、「最近、景気も悪いし、リーズナブルな値段のお店にしよう。」と考えたとします。
それなのに、大名のど真ん中などの家賃が高いところに、内装で5千万円とか1億円もかけたような、お店を出したとしたら、これはやっぱり厳しいですよね。

そうですね。

そうならないようにするためには、「どのくらいの品質で、いくらくらいの値段で、1日何人くらいの人にサービスを提供したいか?」という部分と、「どこに、いくらくらいお金をかけたお店を出店するか?」ということが、ピシッと整合していないといけなくなるんです。


なるほど。

これまで私が開業時の資金調達の相談を受けてきた中でも、この肝心な部分がフラフラしている方が意外と多いんです。

たしかに、私もそうなりそうです。(笑)

そういうときは、こちらでピシッと一本、杭を打たせてもらう。(笑)

ビシッと(笑)

実際、この辺がしっかり決まれば、「全体でいくらのお金がいるの?」といのは自然と決まってくるんですよ。

そうですねぇ。

そして、全体でいくらのお金がいるのかが分かれば、あとは手元の自己資金がいくらあるか、保証人になってくれる人はいるか、担保になるようなものはあるか、を教えてもらえれば、これまた自然に「いくらくらい借りれそうか(借入でいくらを調達するか)」も決まります。

なるほど。では、次に資金調達の方法についてお願いします。

はい。代表的な資金調達の方法としては、自己資金、金融機関からの借入、助成金の3つがあります。ただし、助成金は基本的に後からしかもらえないので、最初に開業する段階では自己資金と金融機関からの借入の2つということになります。

はい。

はじめに自己資金ですが、ここで用意できる金額が多ければ多いほどよいです。

そうでしょうね。

ただ、実際には開業者の多くが何千万もの貯金を持っている方はまれなので、金融機関からの借入が必要になります。この辺の話は次回で詳しくお話しします。