失敗したくない人の資金計画と事業計画

資金計画の考え方から融資申込の組み立て方まで
資金調達のテクニックをご紹介します。

第2回 融資申込の組み立て方

では、前回の続きとして実際に融資を申し込むとしてどうすればよいのかと言うことについてお願いします。

はい。まず間違えてはいけないのは、「どこの金融機関に融資を申し込むか?」ということです。
街を見渡すと、「○○銀行」というのがたくさんあって、どれも一緒に見えますよね。

そうですね。色んな銀行がありますね。

でも、実際のところはというと、その中身は全然違っていて、メインターゲットにしている客層が違うんです。

えーそうなんですか。どこも一緒だと思ってました。

例えば、「20代の女性」をターゲットにしている大名の美容室に、「80歳のおじいちゃん」が来店したとしたら、ちょっとまあ、お互いに悲しいことになる。(笑)

お互い(笑)

それと一緒で、「今からお店をオープンします。」という人は、そういう人をターゲットにした金融機関に行かないといけないんです。

なるほど。
では、オープンしたい場合はどこにいったらよいのですか?

個人で開業される場合は基本的に、日本政策金融公庫の一択と思ってよいでしょうね。
日本政策金融公庫ではホームページ上でもその事業目的として「創業支援、小口の事業資金融資」をうたっています。

あぁ、やっぱりそうなんですね。

この日本政策金融公庫で融資を申し込む場合は、ザックリ言って「保証人・担保が有る」「保証人・担保が無い」の2通りで考えます。
このいずれかによって、いくらまで借りられるかがおおよそ決まってくるんです。

保証人担保の有無ですか。

自分が開業時の資金調達の相談を受けるのは、30代前半の方が多いのですが、大体「両親が保証人になってくれるけど、担保は無い」方と「両親には迷惑かけたくないので、保証人・担保は無し」という方の2パターンが多いです。


ふむふむ。

本当にザックリになるのですが、「両親が保証人になってくれるけど、担保は無い」場合だと、自己資金の3倍前後の融資、「両親には迷惑かけたくないので、保証人・担保は無し」という場合だと、自己資金の2倍までの融資、という感じでしょうか。


中には、それこそちょっと金融機関をダマしてでも多額の融資を引っ張ろうとする人もいますが、結局借りた金は返さないといけないからですね。

そうなりますよね。

それに、金融機関との付き合いは開業のときだけではないんです。
当然、2店舗目、3店舗目のときにもお世話になるわけですから。

あぁ、この考え方って結構わすれてるかも。

だから、ちゃんと地に足がついた内容で、ちゃんと金融機関と長期的な信頼関係を築けるような融資取引をしないといけなくなるんですよ。

はい、肝に銘じておきます。

そして融資を申し込むときには、事業計画の作成が必須になるので、これについては次回詳しく。